歯根破折
- 歯冠破折
:神経のある歯で起こりやすく、歯の冠部分から破折が始まるケース。 - 歯根破折
:神経のない歯で、歯根部分から破折が生じるケース。
歯が割れた、歯根破折(歯根にひび)された方へ
歯の機能回復で噛める状態を維持するための破折治療
神谷デンタルオフィスでは、歯が割れる現象や歯根破折に対する高度な治療技術を提供しています。
当院では、多くの歯根破折のケースを取り扱っており、治療が困難な症例や数年で再発した事例、長期にわたり安定している事例まで幅広く経験しています。
これらの症例から得た知見をもとに、保存可能性の高い症例と低い症例を事前に判断し、最適な治療法を提案しています。
歯の破折と歯根破折の分類
歯に起こる破折は主に以下の二種類に分けられます:
歯根破折に関する包括的な解説
歯根破折とは、歯の根部分に生じる、縦方向の割れや細かなひび割れのことを指します。
この状態が生じると、感染の入り口となり得るため、歯の根から細菌が侵入し、腫れや膿みといった問題が発生する可能性があります。
これまで、歯根破折が確認されると多くの場合、抜歯が選択されるケースが一般的でした。
日本における抜歯の原因として、歯根破折は第三位に位置しています。トップの原因は歯周病、次いで虫歯ですが、これらの問題を持つ多くの歯にも実際には破折が見られることが多いです。
このことから、歯根破折によって歯を失っている人は、考えられる以上に多いと推測されます。
歯根破折の原因は多岐にわたりますが、特に頻繁に見られる3つの原因を挙げると、以下の通りです。
歯の神経の除去
歯の神経を取り除いた後、歯根が弱くなりやすい。
金属の土台の使用
歯に金属の土台を取り付けることが、歯根への追加的なストレスとなりうる。
ブラキシズム(歯ぎしり)
歯ぎしりは、特に就寝中に無意識に行われることが多く、歯根に対して大きな圧力をかけることになります。
これらの情報をもとに、歯根破折のリスクを理解し、予防策を講じることが重要です。
適切な歯科治療と定期的なチェックアップが、健康な歯を保つための鍵となります。