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血圧について

血圧とは、心臓が血液を送り出すときに動脈壁を押す血液の力のことで、２つの測定値があります。

“収縮期“は、心臓の血液を送り出しながら鼓動するときの血圧です。

”拡張期“は、鼓動と鼓動の間の心臓の静止状態の血圧です。

血圧の数値は、通常は収縮期血圧を拡張期血圧の上または前に記述して表記されます（例）120／80

歯科治療前(特に高血圧の方)にはバイタルサインを確認することは必須であり，

当院では患者様の変化に即対応できるよう常にspo2、脈拍，呼吸数、血圧をモニターで確認しながら治療を進めております。

高血圧の既往がなくても歯科治療は精神的，肉体的ストレスとなり，内因性カテコラミンが上昇して急激な血圧上昇を生じる可能性があります。

平均20～30程血圧が上がると言われており、180以上の方は心不全、心筋梗塞、脳梗塞など、血流に関わる大きな問題が生じることがある為、

基本的には治療をすることができません。また、高血圧の人が歯科治療を受ける際には、以下の注意が必要です。

1. 出血リスク: 高血圧の場合、血管が壊れやすくなる傾向があります。歯科治療中に出血が生じる可能性があるため、手術などの侵襲的な処置は、血圧が正常範囲内に戻るまで延期されることが一般的です。

2. 心臓への負荷: 歯科治療中はストレスや不快感が生じることがあります。このようなストレスは、高血圧患者の心臓に余分な負荷をかける可能性があります。心臓に過度の負荷をかけることで、より深刻な合併症を引き起こすリスクが高まります。

3. 薬物相互作用: 高血圧の治療に使用される薬物と、歯科治療に使用される鎮痛剤や麻酔薬などの薬物の相互作用に注意が必要です。特に鎮痛剤や鎮静剤は、血圧を上昇させる可能性があります。

高血圧の方には歯科治療を受ける前には血圧を測定し、数値が安定していることを確認することが重要となり、

血圧が安定していない場合は治療を延期し、まずは高血圧の管理に専念することが推奨されます。

治療はもちろんですが、当院では何より患者様の健康を第一に考え、不測の事態に対して直ちに対応がとれる診療態勢を強化してまいります。

歯の治療以外にもご不明な点がございましたら、なんでもご相談ください♪

出典：Appleヘルスケア　血圧