唾液の役割と虫歯への影響

   

こんにちは!湘南の歯医者 神谷デンタルオフィスです★

先日お話しさせていただいた加齢に伴う虫歯リスクについて、唾液との関係性について細かくみてみようと思います。

唾液の役割と虫歯への影響

唾液は、口の中で非常に重要な役割を果たしています。主な機能としては、以下の点が挙げられます。

  • 歯を洗浄する役割: 唾液には、口の中の食べカスや細菌を洗い流す作用があります。これにより、歯の表面に付着したプラーク(歯垢)や食べかすを除去し、虫歯の原因となる細菌の繁殖を抑えます。

  • 歯の再石灰化を促進する役割: 唾液中のミネラル(特にカルシウムとリン)は、歯のエナメル質の再石灰化を助けます。歯の表面が微小な酸攻撃を受けると、唾液中のミネラルが欠損部分を補修し、歯を強化します。

  • 口の中の酸性を中和する役割: 食事後に口の中が酸性になることがありますが、唾液はその酸性を中和して口の中の pH を安定させます。酸性条件は細菌の繁殖を促進し、それにより虫歯のリスクが高まりますが、唾液の作用によりこれを抑えることができます。

唾液が減ると虫歯になりやすくなる理由

加齢や特定の状態(例えば口腔乾燥症候群)によって、唾液の分泌量が減少することがあります。この減少が虫歯リスクを増大させる理由は以下の通りです。

  • 歯の洗浄力が低下する: 唾液の量が減少すると、口の中での食べカスや細菌の洗浄力が低下します。その結果、歯の表面に残留したプラークや食べかすが長時間にわたって留まり、細菌が歯のエナメル質を攻撃する機会が増えます。

  • 再石灰化が弱まる: 唾液中のミネラルが不足すると、歯の表面の微小な欠損が補修されにくくなります。これにより、歯が酸攻撃に弱くなり、虫歯が進行しやすくなります。

  • 口の中の酸性が持続的になる: 唾液が十分でないと口の中の酸性が中和されず、細菌の酸による攻撃が続きます。これにより、虫歯を引き起こす酸の影響が増強されます。

対策と予防方法

唾液の減少による虫歯リスクを軽減するためには、以下の対策が重要です。

  • 水分摂取の増加: 口の中の水分量を維持するために、こまめに水を飲むことが効果的です♩これから夏本番に向け気温も高くなりますので、虫歯予防だけでなく、ご自身の体を守るためにもこまめな水分補給を意識していきましょう!

  • 咀嚼を促進する食事: 食事を咀嚼することで唾液の分泌を促進します。また、十分に咀嚼することで食べ物が細かくなり、消化酵素が食べ物に効率よく働きかけることができます。これにより、消化がスムーズに行われます。食事をよく噛むことをルーティーン化していきましょう!

今すぐに実践できる予防ケアとなりますので、日頃から意識し実施していきましょう♩

また、虫歯等の気になる症状があった場合すぐに当院へ相談してください。初期段階に処置をすることでご自身の歯を守ることができます。

後回しにすればするほど、症状は悪化する一方ですので何事も早めの行動が重要となります!

 

当院では、虫歯治療として根幹治療にも注力しておりますので、気になる方まずはご相談にいらしてください☆

みなさまのご来院心よりお待ちしております♡



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