こんにちは！湘南の歯医者　神谷デンタルオフィスです★

歯科治療に際して、関係ないと思われがちな全身疾患は多くありますが、歯科治療や服薬に関して影響してくるものもたくさんあります。

高血圧もその中の１つです。本日は、高血圧が歯周病とどのように関係があるのかお話しします。

• 炎症反応の影響: 歯周病は、歯茎や歯周組織の炎症を引き起こす感染症ですが、この炎症反応が全身に影響を及ぼし、炎症性サイトカイン（cytokine）や炎症性物質の放出を促進します。これにより、血管内皮細胞の機能が損なわれ、血管の収縮能が低下するなどの影響があるとされています。これが、高血圧のリスクを増加させる一因となる可能性があります。

• 共通のリスク要因: 歯周病と高血圧の発症には共通のリスク要因が関与していることがあります。例えば、喫煙、運動不足、不健康な食生活などが両者に影響を与える可能性があります。

• 炎症性反応と血圧: 歯周病による持続的な炎症反応が、全身の炎症レベルを増加させることがあります。これが血管内皮に対する影響を通じて、血管の健康状態に影響を及ぼし、高血圧の発症や進行に寄与する可能性が考えられます。

上記以外にも、高血圧の治療薬や歯科治療に使用される薬剤が相互作用する可能性があります。

高血圧の患者様は、歯科治療中のストレスや不安によって一時的に血圧が上昇することがあるため、その管理が重要です。

歯周病と高血圧は直接的に関連しているわけではありませんが、炎症反応や共通のリスク要因を通じて影響を及ぼす可能性がありますので、

全身の健康維持の一環としても歯科のメンテナンスは重要となります。

今後とも定期的なメンテナンスを当院でさせていただけますと幸いです♩