幼少期の口腔ケア
2024/06/19
こんにちは★湘南の歯医者 神谷デンタルオフィスです!
今週のテーマは「小児」についてです。
生まれた直後の新生児から、乳児期、幼児期を経て学童期を終わるまでの時期を通常小児と呼びます。
当院では大人の方はもちろん、嬉しいことに小児の方にも多く通っていただいております。
小児の方の通い始めるタイミングとしては、一般的に1歳半頃が目安とされていますが、赤ちゃんは生後6カ月くらいから下の前歯が生えてくるので、
初めての歯の生え始めのこの時期が「歯医者さんデビュー」になります。
特に口内環境に問題がない場合でも、3~4カ月から半年に1回のペースを目安に定期的に通っていただくことを推奨しております。
個人差や離乳食の進み具合でも虫歯のリスクは変わってきますが、歯が生え始めた時点で虫歯・歯周病なる可能性があります。
幼少期に注意すること
まず、よく言われているのが授乳についてですが基本的に気にせずどんな時間でも与えて大丈夫です!!
母乳に含まれる糖乳糖はお口を酸性に傾けますが直接的な虫歯の原因にはなりません。ただ赤ちゃんのお口の中にショ糖:スクロース(いわゆる白いお砂糖)があると虫歯の原因になるので授乳中はチョコや飴、ジュース、クッキー等のお菓子はなるべく食べさせないようにしましょう。フルーツの中に含まれる果糖もショ糖がお口の中に存在しなければ直接的な虫歯の原因にはならないので、当院ではお菓子ではなくフルーツをお勧めしています。
また、母乳の中に含まれるラクトフェリンには虫歯の菌の増殖を抑える役割もあります。母乳を摂取するという行為は口腔筋機能の発達にも繋がるためいいことばかりです。なので気にせず、どんな時間でも寝る前でも欲しがったらあげてください。また、卒乳も虫歯にならないよう早くしなければならないという古い言い伝えに学術的根拠はありません。眠れない日々を過ごしているお母様方、毎日本当にお疲れ様です。
・甘いものを極力避ける
→口腔細菌(プラーク)、糖類、歯の質、唾液の4つの要素が重なり合って、虫歯のなりやすさが決まると言われています。
細菌に関しては、感染の窓:1歳半〜2歳半に菌の割合がある程度決まると言われており、この時期までに周囲の大人の口腔内環境をよくしておくこととが重要です。また、お砂糖:甘いお菓子の摂取を極力避け特別な日にあげるようにしましょう。
・食事に時間を定める
→基本的に水やお茶以外を摂取するとお口の中は酸性になり、唾液によって中性に保たれます。酸性下=虫歯の菌が過ごしやすい環境で中性、アルカリ性は菌にとって過ごしにくい環境です。しょっちゅう何かを食べているとお口の中は中性に戻りづらく、ずっと虫歯の菌が過ごしやすい酸性になります。食事の時間を決めダラダラ食べをしないことが重要です。1歳を過ぎたらコップを飲む練習も始めましょう!
・お口に触れることに慣れてもらう
→歯が生えるまで、そっと歯茎に触れてみたりしてお口に触れられるのに慣れてもらいましょう。
歯が生えてきても歯ブラシは焦らず、濡らしたガーゼで歯の周りを拭いてあげたりしてあげましょう。
幼少期は授乳や離乳食・歯が生え始めたりと成長につれて口腔内のケアや食事が変わってきますが、
焦らずひとつひとつ丁寧に行っていきましょう。歯磨きをスタートするときには、食卓に歯ブラシを置いたり、
軽く持ってシャカシャカ動かしてもらうところから始め歯磨きを身近に感じてもらうことが重要です。
幼少期の日常生活は良くも悪くも今後の人生に大きく影響してきますので、しっかりと勉強し理解していきましょう♪
当院ではフッ素塗布も可能ですのでぜひご来院お待ちしております!
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